2009年10月16日(金)14:50

アイルランドの大統領はリスボン条約に署名

ダブリン(AP)

数ヶ月におよぶ努力の末、アイルランドはEU改革リスボン条約の批准を終えた。2度目の国民投票から2週間、アイルランドのメアリー・マッカリース大統領は金曜日ダブリンで条約に署名した。これにより条約はEU加盟全27ヶ国中26ヶ国で批准を終えたことになる。新条約によるEU改革の実現には、チェコのヴァーツラフ・クラウス大統領の署名を残すのみとなった。

アイルランドは昨年の否決を経て、仕切り直しとなる10月2日の国民投票で欧州連合の改革を67.1パーセントの賛成で承認した。ブライアン・カウエン首相は投票の結果を「一層強く、公正で、改善されたEU」への決定的一歩と讃えていた。

マッカリース大統領の署名により、残るはチェコ共和国の批准のみとなった。チェコでは上院議員のグループが、アイルランドの要望でリスボン条約に付帯条項が付け加えられたことを受け、条約の憲法判断を求めている。欧州統合懐疑派のクラウス大統領はさしあたり憲法裁判所の判断を待つ意向である。

原題:Irische Praesidentin unterzeichnet EU-Reformvertrag




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